初めてのネイサン・チェン①



先週は私のフィギュアスケートに関するあれこれを長々と、、、フィギュアスケートを観始めたきっかけから始まり、最後、すっかりフィギュアスケートから離れていた私が、久し振りにテレビで観た2019年の世界選手権でネイサン・チェンに目を奪われたところまで書きました。


今日書くのはタイトルの通り「初めてのネイサン・チェン」です。 


世界選手権2019男子SP。




フィギュアスケート観戦から離れてたとは言ってもニュースで情報収集はしていたので、宇野昌磨がどの試合も等しく全力で日本代表として戦っている姿勢は知っていたし、浅田真央と高橋大輔のマインドを受け継いでいると分かるので自然と昌磨を応援していました🇯🇵




彼の優勝が見たくて「昌磨~!お願い!」って気持ちでドキドキしながら6分間練習も見守りました。
選手紹介を聞いてもコリヤダ、キーガン、ネイサンは全然ピンとこなくて、「やっぱりトップ6の顔ぶれも様変わりしたんだなぁ~」って、そんなレベルの私。


(なんなら数年前から男子シングルの時が止まってる私はネイサンの構成予定見て、4Lzって何?ふざけてるのかな?って思いました。)


第一滑走者の4Sにミスが出て、これは昌磨いくかもしれない!と思ってドキドキして観ていたら昌磨も4Fにミスが出てコンビネーションも2ndが2回転だったので、応援してる選手が持っているものを出し切れなかった姿に免疫が無くなっていた私は一瞬観るの辞めようかと思いました。


だけど6分間練習がかなり個性豊かな感じだったので吹っ切って観ることに。
どの選手がどんなレベルの構成を組めて、どんなテイストの演技をするのか予備知識が無い状態で観る試合も意外と面白かったです。


ジェイソンは試合観てた時代の選手のはずが、とにかくパーソナリティが好きすぎて演技の印象ってそこまで残ってなかった。
でもまず曲が良かったし、それを男子のスピードとパワーとスケールで女子みたいな優雅でしなやかな振り付けを滑るから、本当に不思議な唯一無二の魅力で素敵だった。
完成度より高難度派の私が競技であることを忘れて魅入ってしまいました🇺🇸


コリヤダは後から過去の演技動画を観て、力み無く突然すごい高さまでふわっと上がる綺麗なジャンプの持ち主だって知ったけどこの時のSPはジャンプに苦戦していました。
それでもスムーズでスピーディーなスケーティングの足元と、上半身の動きの上品さ、高貴な顔で印象に残りました🇷🇺


キーガンは、見覚えのあるスケーティングの綺麗さで国籍聞かなくてもカナダを連想させられました。
緊張のせいか良く似合うお茶目で楽しいプログラムのわりに少し笑顔が強ばってるように見えたけど、スケーティングをアピールするような動きが散りばめられていてジャンプにミスがあっても他にたくさん見どころがあって良いなぁーと思いました🇨🇦
(ロックスターみ溢れるコーチもツボ)




ここまで観てて4回転を跳ぶ選手はなかなかクリーンな演技が出ていなくて「もしやこれ以上観ても日本勢と優勝争いする選手いない?」という無知が故の諦めの気持ちになりました。


そしてとうとう最終滑走。
「35番 ネイサン・チェンさん アメリカ」




洒落た髪型とクールな表情とスッキリした顔立ちが、いやに潔い洗練された所作と相まってすごくスカした子が出てきたー!って(笑)


正直あまり知らない選手とか思い入れの無い選手の演技だと、なかなか集中して観られない私がコールされてからスタートのポーズ決めるまでの間に引き込まれたんです。(何でだろう。)


Caravan冒頭、自分の空間になったことを確かめるような妖しい不敵な笑みで自分への挑戦の興奮を鎮めてるみたいで「何かすごいものが始まる」って感知しました。


プログラムについてはまた別の機会に書きたいので省略します。




目を疑うような高難度ジャンプを跳んでいるという事実ももちろんだけど、それより振り付けだけじゃなくてネイサンが滑る全身の動きまで音楽と一体化してて、完成度の高いミュージックビデオ観てるみたいに聴覚と視覚がぴったりハマって引き立てあって「うわー!格好良いーっ!!」って興奮が沸き立ちました。


単純に自分と曲に対する感受性が似てると思いました。ネイサンが曲のどこを感じ取って動いてるのか自分も感じるというか。
烏滸がましいこと言ってると思われてしまいそうだけど大袈裟なことじゃなくて、、、同じ曲でMVの歌唱シーン撮ったら同じ箇所で同じ表情、歌い方、手の振りするだろうな、みたいな感覚です。




ジャンプへの慎重さは感じたけど、私も「頼むノーミス!」って緊張して1つ1つ丁寧に見守っていました。


難しいジャンプ降りる度にネイサンからどんどん楽しそうな笑顔がこぼれ始めて観てる方も安心して楽しく観られました。


終わったあとに出たガッツポーズ。
自分をドラマチックに見せようとか、そういう打算の一切無いバスケで3Pキメたくらいの「よしっ出来た!」っていうサラッとした雰囲気も好感が持てました。


このd( ˙▿︎˙ )bポーズで嬉しそうにリングサイドに寄ると、真央ちゃんファンだったのでお馴染みのラファエルコーチが「楽しかったよ~相棒」って声をかけながら迎えて、私までフィギュアスケートにただいま~って気持ちになった。


この段階では、大好き!というよりは、音の取り方が上手すぎ+ジャンプ構成が凄まじいっていう感心が大きくて、「フリーも任せた!」くらいの感じでした。




今度は、完全に虜になってしまったフリーについて書こうと思います。


xoxo



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